博士と小僧のマネー大作戦 -2ページ目

お金で買えるチョコレート、お金で買えない○○

小僧 博士、チョコ食べます?

博士 お、いただくかのぅ。なに?随分たくさんあるのぅ。

小僧 だって博士、今日はバレンタインでしたからね。っていっても、これ全部義理チョコなんですけど。

博士 お~、そうじゃったの。そういえばわしもいくつかもらっとったわい。コーヒーでも入れてちょっとブレイクするか。

小僧 バレンタインにチョコレートをあげる文化って日本独自のものらしいですね。チョコメーカーの戦略から始まったみたいですけど、これはこれで、イベントごととしては楽しいし、何よりこれで日本経済が潤うんなら歓迎すべきことですよね。

博士 そうじゃな。まぁ、チョコにお金をかけすぎて散財する人もおるかもしれんから、個人のお財布にとってはつらいかもしれんがのぅ。東京・プランタン銀座が2004年12月末に実施したバレンタインに関する女性の意識調査では、本命チョコにかける価格の平均は昨年より40円だけアップして3,120円、最高額は昨年より5千円アップの2万円という結果が出たそうじゃ。

小僧 へ~。3千円のチョコレートなんて、普段はなかなか食べないですよね。2万円なんて一体どんなチョコなんだろう? ぼくには想像つかないや。

博士 さらに本命用にはチョコとは別にギフトもつける人も多いようじゃ。そのギフトの平均金額は8,608円。マフラーや手袋、ネクタイなどをプレゼントするらしいぞ。

小僧 ひゃ~、随分いろいろとお金をかけるもんですねぇ。それで義理チョコも買ったりするわけだから、結構な出費だー!

博士 義理チョコにかける価格の平均は昨年より200円ほどダウンして676円という結果だったそうじゃ。最高額も5千円から2千円に落ちたとのこと。義理チョコをあげる数も、昨年は平均9.5個だったのが、今年は5.9個だったらしい。義理チョコとはいえ、もらえただけでもありがたいと思わなんといかんのぅ。

小僧 そうですね。ありがたいありがたい。おいしくて鼻血が出そうですよ。

博士 今回はブレイクということで、人気ショコラティエが贈る「チョコレートのおいしい話」を紹介しておこう。

小僧 この記事を読むと、お金で買えるチョコレートにも、お金で買えない愛情がつまってるんだなぁって気になりますね。義理チョコにも愛を感じます。ぼくって幸せ~☆

サラリーマンも確定申告すべき?

小僧 ここのところやたらと「確定申告」って言葉を目にしますよね。ぼく、あんまりよくわかってないんですけど。

博士 お、確定申告か。確定申告とはな、毎年1月1日から12月31日までの1年間の所得金額と、それに対する税額を計算して、所定の申告書に記載して、税務署に申告する制度のことじゃ。原則として翌年の2月16日から3月15日までの間に、住所地の所轄税務署に申告することになっておる。まさにちょうどこれからってところなわけじゃ。

小僧 所得税の申告、ですか。でも、みんながみんな申告しなくちゃいけないわけじゃないんですよね、確か。

博士 自営業・自由業の人は毎年必ず確定申告を行うことになっておるんじゃが、サラリーマンの税金は、源泉徴収といって会社が毎月の給与から天引きし、なおかつ年末調整もしてくれるから、基本的には確定申告は必要ないんじゃ。

小僧 基本的には……っていうことは、サラリーマンでも確定申告が必要な人がいるってことですか?

博士 お、なかなかカンがいいのぅ。そうなんじゃ、サラリーマンでも、収入総額が2000万円を超える人や、給与所得以外に家賃や原稿料などの雑所得があって、その所得金額が20万円を超える人、2カ所以上の会社から給与をもらっている人などは、確定申告をしなければならんのじゃ。

小僧 なるほど。最近は副業を持っている人とかも多いですもんね。そういう人は、確定申告をしなくちゃいけないんですね。

博士 そうなんじゃ。それからな、確定申告はそもそも所得税を納めるための手続きなんじゃが、納めすぎた税金を返してもらう手続きでもある。住宅を取得した人の住宅ローン控除、各種保険料や寄付金控除、医療費控除、雑損控除、株式配当のある人などは、確定申告で税金が戻ってくるんじゃ。これは“しなければいけない”という義務ではないから、自分で申告しないと何も戻ってこん。

小僧 へ~。“義務”ではなく“権利”ってことですね。それは知らないと損しちゃいますね。

博士 詳しいことは「税金を取り戻そう! サラリーマンの確定申告」で解説しておるから、そちらを参考にしてみるとよいじゃろう。退職所得や再就職した場合などについても説明しておるぞ。

億万長者になる方法?

小僧 トラックバックステーションのテーマが「億万長者の方法」ってことなんですけど……。億万長者になることなんてできるのかなぁ?

博士 うむ、簡単なことではないじゃろうな。宝くじや競馬で大儲け!とか、株でごっそり稼いだ!なんて話もなくはないんじゃろうが、そうそう転がっている話ではない。億万長者を夢見るのは自由じゃが、ギャンブルでいっちょ儲けてやろう!という発想はわしはオススメできんな。真面目に将来のことを考えるのであれば、堅実にコツコツ…が基本じゃろう。

小僧 博士は真面目ですよね。堅実にコツコツ……か。じゃ、億万長者になるのはあきらめろってことですか?

博士 いや、ちょっと発想を変えてみれば、堅実にコツコツ貯めた末に億万長者のような生活を送ることもできるじゃろう。

小僧 発想を変える…? どう変えるんですか?

博士 海外ロングステイじゃ。年金やそれまで蓄積してきた資産を元に、「定年後は日本の物価高を逃れて、フィリピンやタイ、インドネシアなどで暮らそう」と考えるシニア層がここ数年増えておるらしい。

小僧 あ、それ、なんか聞いたことあります。

博士 たとえばインドネシア・バリ島でロングステイする場合。生活費は日本よりもずっと安上がりじゃ。食料品はほぼ3分の1から5分の1程度。賃貸物件も、探せば3LDKクラスが月3万円~なんてのもある。水道や電気料金も日本とは比べ物にならんし、贅沢をしなければ夫婦で月の生活費が10万円で足りるという統計も出ておるそうじゃ。これなら年金で十分暮らせて、なおかつ貯蓄も可能なわけじゃから、海外暮らしを考える方が増えるのも無理はないじゃろう。

小僧 へ~。物価がそれだけ違うと、日本で暮らすよりも「億万長者」みたいな感覚を味わえるかもしれませんね。

博士 ビザの問題などもあるから、本気で海外ロングステイを考えるのであれば、まずは情報収集が重要じゃが、最近はインターネットなどでもいろいろと情報収集が可能じゃからな。本当に行くかどうかは別としても、とりあえず1つの選択肢として、ネット上でいろんな国でのロングステイ情報を収集してみるのもよいじゃろう。リッチなシニアライフを夢見るのなら、「リタイア後は海外リゾートでロングステイ」が参考になるから、読んでみるとよいじゃろう。

主婦の年金をチェック!

小僧 この前、自分の年金履歴を知っておこうっていう話(※こちら)がありましたけど、主婦の人とか、年金上の立場がいろいろ変わって面倒くさそうでしたね。

博士 そうじゃな。結婚・出産などを機に仕事を辞める人もいれば、それまで通り仕事を続ける人もおるし、パートで働く人もおる。女性の生き方が多様化しておるわけじゃが、どういう生き方を選ぶかで年金上の立場が変わってくるんじゃ。

小僧 専業主婦の場合、夫の健康保険に被扶養配偶者として入ることができて、国民年金保険料を負担しなくてもいいんでしたよね?

博士 そうじゃ。第3号被保険者という立場じゃな。専業主婦じゃなくて、パート・アルバイトなどをしている場合でも、年間の収入が130万円未満ならば第3号被保険者となるのじゃ。ただし、パートやアルバイトとして働いておっても、勤務時間・勤務日数が正社員のおよそ3/4以上の人は、厚生年金に加入しなければならん。つまり、国民年金の第2号被保険者となるんじゃ。

小僧 へ~。あんまりがんばって働くと損なのかな? 自分で健康保険や厚生年金に加入しなくちゃいけなくなっちゃうんですもんね?

博士 一概に損とも言えんじゃろう。妻自身が健康保険や厚生年金に加入すると、保険料の負担は増えるというデメリットがあるのは確かじゃが、メリットもあるんじゃ。たとえば、ケガや病気で会社を休んだり、出産のために休んだりして給料が出なくても、傷病手当金や出産手当金として給料の約6割が支給される。それから、将来老齢基礎年金の他に老齢厚生年金が上乗せされて、年金額が増えるんじゃ。

小僧 なるほど。メリットもあるんですね。専業主婦の方が再就職する際には、どういうスタンスで働くのが自分や家族、そして家計のためにベストなのか、保険料の負担等も考慮に入れて考えるといいかもしれませんね。

博士 そうじゃな。詳しいことは「主婦の年金をチェック!」で解説しておるから、参考してみるとよいじゃろう。面倒なようじゃが、自分の年金上の立場はその都度確認して、きちんと把握しておくことが肝心じゃ!

クレジットカードを選ぶなら…

小僧 博士、見てくださいよ。いろんなところでポイントカードみたいなのを作ってたら、財布がパンッパンになっちゃって。もう壊れそうです。入れすぎですかねぇ。

博士 そうじゃな、今は客の囲い込みのためにポイントカードなどを発行しているお店も多いからな。わしの財布も分厚くなっておる。クレジットカードだけでも5枚以上常に持っているという人もおるしなぁ。

小僧 クレジットカードをそんなに? すごいですね。年会費だけでも結構かかりそう。ま、リッチな人なら年会費なんて大したことないのかもしれないけど。

博士 いやいや、クレジットカードの年会費だって、塵も積もれば……じゃ。数社のクレジットカードから、標準的な年会費を割り出すと、1,312円。1カ月100円程度と思えば、「ジュース代より安いじゃないか」という感じじゃが、これを5年間払い続けると6,560円、10年間では13,120円。同じ年会費のクレジットカードを3枚持っていれば、10年間でその3倍、つまり39,360円かかることになる。

小僧 へ~、具体的に数字にしてみると、結構な額になるもんですねぇ。

博士 それで注目されておるのが、年会費永久無料のクレジットカードじゃ。あまり利用しないのに年会費だけかかるクレジットカードを持っているのはムダじゃが、年会費無料なら、たまにしか使わないカードを複数枚持っていても、ムダはない。最近はクレジットカードも各社いろんなサービスを提供して競争しておるから、年会費無料でも充実したサービスを受けられるカードが結構あるんじゃ。

小僧 なるほど。クレジットカードを複数枚持つなら、年会費無料のカードを選ぶべし!ってことですね。

博士 無料は無料でも、「永久無料」ではなく「初年度無料」というクレジットカードもあるから、そこのところはよく確認しておくとよいじゃろう。無料と思って使わずに財布に入れっぱなしになっていたカードが、実は「初年度のみ無料」で、使いもしないのに毎年年会費だけ引き落とされていた……なんて話もときどき聞くからのぅ。

小僧 ポイントは「永久無料」ですね。

博士 そうじゃ。「気になるクレジットカードの年会費 徹底比較!」を参考にしてみるのもよいじゃろう。年会費永久無料カードを選んで、コツコツ節約じゃ!

ネット銀行に口座を持っていますか?

小僧 博士、今の日本のインターネット人口ってどのくらいか知ってますか?

博士 んー、どうじゃろう。わしですらインターネットを使う時代じゃから、“パソコン通信”なんて言っておった頃とは比べものにならんくらい、ネット人口も増えておることじゃろう。

小僧 平成15年総務省「通信利用動向調査」の結果によれば、国内のインターネット人口は7700万人を突破したそうなんです。そのうち半数近くがブロードバンド接続らしいですよ。

博士 おお~、そこまで増えておったか。今やネット環境は日々の生活になくてはならんもの、ということかのう。

小僧 それでですね、ぼくももっと賢くインターネットを利用したいな、と。たとえば、ネット銀行とかってどうなんでしょうか?

博士 なるほど。そういう展開できたか。ネット銀行か。考えれば誰でもわかることじゃろうが、ネット銀行は店舗がない。だから人件費や光熱費などのコストが抑えられる。その分、預金の金利が高かったり、振り込みなどの手数料が安かったりするんじゃ。

小僧 お~、やっぱりオトクですね。

博士 たとえばイーバンク銀行の定期預金。100万円をある都銀の普通預金においたとすると、0.01%の金利で、1年で100円の利息しかつかん。1年定期にしても、0.03%の利息、つまりたった300円じゃ。しかし、イーバンク銀行の定期1年を利用すると、利息はなんと0.35%、つまり3,500円になるんじゃ。100円と3500円じゃえらい違いじゃろう。

小僧 35倍ってことじゃないですか。それならネット銀行を利用しない手はないですね!

博士 その上、ネット上で振込みや残高照会もできるから、平日の日中に銀行に行く時間がとれない人にはとても便利じゃ。

小僧 イーバンク銀行のほかにも、アイワイバンク銀行ジャパンネット銀行ソニー銀行などいろいろあるんですよね。

博士 そうじゃ。それぞれの特徴を比較検討してから口座を開設するとよいじゃろう。「普通預金の35倍の金利!! ネット銀行大比較」には比較表も載っておるぞ。インターネットで賢くお金を貯めるのじゃ!

家計簿、ちゃんとつけてますか?

小僧 博士聞いてください、うちのお母さん、家計簿つけてるのはいいんですけど、毎日つけないで、1週間分くらいたまっちゃってからつけるんですよ。で、ちゃんとレシートもらってなかったりするから、家計簿をつける日になると、毎回ぼくに「火曜日は何を買ったんだっけ?」「水曜日の夕飯なんだったか覚えてる?」って、質問攻めなんです。

博士 ふはは(笑)。小額でもレシートをもらっておくといいんだけどな。まぁでも、そのくらい仕方ないことじゃ。毎日毎日家計簿をつけるというのは、それなりに面倒な作業なわけじゃし。

小僧 このブログを読んでくださっているみなさんは、家計簿つけてるんですかねぇ? どうなんでしょうか?

博士 そうそう、来週月曜日、1月24日配信のメールマガジン「マネー大作戦」では、「家計簿、ちゃんとつけてる?」の投稿結果を発表する予定なんじゃ。みなさんがどのくらい家計簿をつけているか、興味がある方で、まだ「マネー大作戦」の配信登録をしておらんという方は、ぜひ1月23日までに登録してくだされ。

小僧 登録ページのURLはこちらです! 1月24日号では、「博士と小僧の数字で見るマネー」という新コーナーもスタートするので、楽しみにしててください!
http://www.mailvision.jp/information/money/index.html

財形貯蓄でしっかり貯めていこー!

小僧 博士、ぼくね、五百円玉貯金してるんですよ。家に帰ったときに財布の中に五百円玉があったら、絶対貯金箱に入れるんです。

博士 ほう、それは感心じゃのぅ。もう随分貯まっておるのか?

小僧 んー、どうだろう……五百円玉貯金を始めたのは先月からなんで、まだそれほどじゃないと思うんですけどね。貯金箱は缶だから、缶切りで開けるまで、中のお金を取り出せないようになってるんですよ。五百円玉を入れたあとは、いつも思わず両手で持って振って、音で中身を確かめちゃいます。「お、ちょっとは貯まってきたな」って。

博士 家に帰ったときに財布に五百円玉があったら必ず貯金、か。お金はあればあるだけ使ってしまうという人も多いが、そういうルールを決めて強制的に貯めるようにすれば、少しずつ貯めることはできるものじゃ。これは、会社の財形貯蓄なんかにも言えることじゃのぅ。

小僧 ああ、財形貯蓄ですか。積み立てみたいなものですよね?

博士 財形貯蓄は会社員の特権じゃ。一度手続きをしてしまえば、毎月給与から自動的に天引きされるんじゃが、普通の銀行の積み立てと違うのは、財形ならではのメリットがあるということじゃ。

小僧 財形ならではのメリット? どんなのがあるんですか?

博士 財形貯蓄には、一般・年金・住宅の3種類があるんじゃが、たとえば一般財形の場合、1年以上続けた人のうち、育児・教育、介護・自己再開発という特定の目的のために、貯めたお金から50万円以上のお金を払い出ししたという人には、一定額の給付金が支払われるんじゃ。50万円~100万円の払い出しをして、1万~9万円の給付金がもらえるんじゃ。低金利時代に、これはオトクじゃろう。

小僧 へ~。それはオトクですねぇ。会社員なら、そういうの利用しない手はないですね。

博士 ほかにもな、一定の条件を満たせば融資制度が使えるんじゃ。「会社員なら、財形貯蓄を利用しよう!」ではその他2種類の財形貯蓄についても解説しておるから、しっかり貯めたい!という人は要チェックじゃ!

自分の年金履歴、把握してる?

小僧 博士、だんご食べませんか? ここのみたらし、すっごく美味しいんですよ。

博士 おぅ小僧、これは美味そうじゃのぅ。ありがたくいただこう。だんご、だんご、だんご、だんご♪

小僧 ふはは(笑)博士ったら歌っちゃって。それ、「だんご3兄弟」のつもりですか? 音程はずれてますよ。

博士 うるさいわい! 「だんご3兄弟」で思い出したが、「未納3兄弟」なんて言葉がマスコミをにぎわしたのは去年の春のことじゃったなぁ。

小僧 あ~、ありましたねぇ。「未納3兄弟」なんて言ってた菅さんが墓穴ほっちゃったんですよね。あの報道を見たうちのお母さんも「私は大丈夫かしら?」なんて騒いでましたよ。

博士 お、今日は“友達のお父さん”じゃなくて“うちのお母さん”ときたか(笑)。未納期間があるかないか、ふと心配になる人は、小僧のお母さんに限らず、世の中には結構いるはずじゃ。何しろ、年金手帳は会社に預けっぱなしで、自分ではしっかり見たことがない、という人が多いからのぅ。

小僧 自分で持ってるとどこにしまったかわかんなくなっちゃう人もいるからですかねぇ。

博士 そうかと思えば、1人1冊のはずなのに、2冊も年金手帳を持っていた!なんて人もたまにおる。こういう場合は、社会保険事務所へ行って年金手帳記号番号重複取消届を提出せねばならん。

小僧 確か第●号とかって年金上の立場もいろいろあるんですよね?

博士 そうじゃ。専業主婦が職場復帰した、となると、年金上の立場は第3号→第1号となる。あと、基礎年金番号も手元に控えておくとよいじゃろう。4桁の記号と6桁の番号なんじゃが、最初の2桁をみると、21や22なら東京、41なら大阪……と番号をもらったときにどこにいたかが大体わかったりするんじゃ。

小僧 へ~。「年金受給なんてまだまだ先のこと」という若い人でも、いずれ受給するわけだから、自分は年金上どんな立場にいるかとか、未納期間はないかとか、ちゃんと知っておいた方がいいかもしれませんね。

博士 その通りじゃ。「自分の年金履歴を調べる」でさらに詳しく紹介しておるから、参考にするとよいじゃろう。いやぁ美味いだんごじゃった。ごちそうさま。

阪神・淡路大震災から10年…地震保険、入ってますか?

小僧 6433人が犠牲となった阪神・淡路大震災から今日で10年が経ちましたね。1月17日は「防災とボランティアの日」に制定されています。

博士 新潟県中越地震、インドネシア・スマトラ沖地震なども発生して、大地震への恐怖はますます高まっておる。

小僧 地震はいつ起こるかわかんないですもんね。ちゃんと家具を固定したりとか、防災グッズを買っておいたりとか、やっておかないとなぁ。

博士 では、ここで小僧に問題じゃ。地震のせいで火事が発生して、家が燃えてしまった。火災保険はおりるか、おりないか?

小僧 えー、火事で燃えちゃったんだから、おりるんじゃないかな……でも、わざわざ問題にするくらいだから、ひっかけ問題ってこともあるかもしれないし……う~ん、おりない、かな?

博士 正解じゃ。地震火災費用保険金というものは支払われるんじゃが、これは「保険金額の5%」と「300万円」のいずれか小さい方の額だけじゃから、「地震に対する備え」としてはほとんど意味を持たないんじゃ。

小僧 やっぱり地震に備えるには、地震保険に加入する必要があるんですね。

博士 地震保険に関する法律で、火災保険に入らずに地震保険だけ加入することはできない、という決まりがあるんじゃ。また、地震保険はあくまで、「地震によって、建物が壊れたり、家の中に置いてある財産が使えなくなったりした場合に保険金が出る」のであって、「不自由な避難生活を強いられる」といったことでは保険金はおりないんじゃ。

小僧 そうなんですか。なかなかきびしいもんですね。でも保険会社にしてみれば、一度大地震が起きるとたくさんの保険金支払いが必要となる場合もありますもんね。そういうルールがあるのもしかたないのか。

博士 保険料やオプションの上乗せ補償についてなど、詳しくは「知っておきたい“地震保険”」を読んでみるとよいじゃろう。

小僧 あ、最後に、スマトラ島沖地震における津波被災者の救援募金にご協力を!

  ~インド・スリランカの被災者を支援する救援募金にご協力下さい~
     http://www.shaplaneer.org/campaign/tsunami04.htm