「家計術」を身につけてやりくり上手に! | 博士と小僧のマネー大作戦

「家計術」を身につけてやりくり上手に!

小僧 企業は決算の時期ってことで、今回のトラックバックステーションのお題は「われわれも決算、家計簿を見直してここ一年の収支を見直してみませんか?」ってことなんですが……家計簿って、つけるだけつけて、なかなか見直さなかったりもしますよね。

博士 うむ、つけることだけで満足してしまう人も多いようじゃが、やはりせっかく家計簿をつけるのであれば、見直してこそ意味があるというものじゃ。家庭を一企業として考えてみれば、会社経営から「家計術」を学ぶこともできるはずじゃ。

小僧 家庭を会社にたとえると、社長はお父さんですかね? あ、でも女社長もいるから、お母さんって場合もあるか。具体的には、どんな点から家計術を学ぶことができますか?

博士 たとえば、効果が曖昧なサービスには、お金を使わない、ということ。費用対効果が見えないサービスには、普通の企業であれば、まずお金を出さんじゃろう。家計においても基本は同じじゃ。例をあげるとすれば……そうじゃのぅ、ピアノが大嫌いな子どもに、ピアノを習わせる。ま、効果が現れる場合もあるかもしれんが、毎回レッスンをさぼるようじゃったら、レッスン料は無駄な出費じゃ。

小僧 そうですね。そういうのは、すぐカットするってことですね。

博士 ほかには、長期にわたる負債はできるだけ避ける、ということもあげられるのぅ。長期にわたる負債は、会社経営の足かせになるものじゃ。家計も同じで、住宅ローンなどにがんじがらめにされると、「ローンに振り回されて、制約される人生」を過ごすことになってしまう。

小僧 うーん、そんな人生はいやですねぇ。

博士 会社経営の状態を端的に表わす、バランスシートとキャッシュフローステートメントにならって、家計においても同じように、状態を見るための一覧表をつくって、ざっくりとでもいいから家計の状態を把握しておくということが肝心じゃ。詳しくは、「絶対身につく“家計術” 考え方を切り替えよう!」を読むと参考になるじゃろう。